林田課長：

たしか２年前のInetrBEEだったと思います。未だ発売前の本製品を展示していらして、営業の方にお声がけをさせていただき、 弊社にてご説明をいただきました。当時は、４Kの伝送装置の開発に着手する時で、ちょうど４KのSG（シグナルジェネレータ）を探していました。

林田課長：

４KのSGで、１２G－SDI出力のSG製品が世の中にあまり存在してなかったということです。SG出力が１系統だけのものや筐体の大きなもの、３Gｘ４出力しかないもの等は存在したのですが、私共としましては、伝送装置の開発にて１２G－SDIをたくさん扱わなければならないといったこともあり、探していたところでした。

林田課長：

某社のコンバーターにHDを入れて４Kを出していました。テストパターンはカラーバーのみしか出ませんでしたが、そういった使い方をしていました。カラーバーだけ出す機器は他にもございました。

林田課長：

プロジェクト発足当時は、他に競合する商品はなかったと思います。そして一番のポイントは１２G－SDI出力が複数独立に出せるものがなかったからです。今後HDR化もするという話を聞いて我々の要望に合致しました。

林田課長：

我々は４K映像の伝送装置を開発することが目的であったため4Kバージョンを選択させていただきました。4K映像をTICOコーデックを利用し圧縮することで伝送する帯域（容量）を有効に利用することを目的にしていたため、その検証を行うためにも独立した４K映像を複数本用意しなければなりませんでした。

西岡さん：

先のコンバータはHDR出力がありませんでした。改善できたポイントとして、伝送装置にHDR信号を通すという要望が出た際に、それを確認できるようになりました。

また、開発当初は12G-SDIのストレス性能試験に利用するパソロジカル信号出力が可能SGが少なく、他部門の所有品を借りるなどをしておりましたが、EMVG導入後に開発した基板に利用しているSDIのEQチップのストレス性能が向上したとの報告を受けた際にEMVGを利用出来るため他部門を気にせず性能確認が可能になりました。 あと、遅延時間の測定やPSNRの測定にも使わせてもらっています。

欲を言うと。。。。重畳するオーディオのｃｈ数を増やして頂けますともっとよいと思います。。（笑）

林田課長：

先日、民放局様でのHTN-240 (TICOコーデック装置)のデモに利用いたしました。このようなデモの際に、簡単に持ち運びが可能なEMVGを活用させて頂いております。

デモ本番ではお客様がご用意される4K映像が利用されることが多いですが、小型で持ち運びが簡単なEMVGはデモの現場での事前のチェックにはその威力を発揮すると思います。

西岡さん：

ビデオペイロードIDを確認する際に、ウェーブフォームモニターがデモの現場になかったので、EMVGのビデオイロードID読み込み機能を利用させていただきました。

林田課長：

小さくて、いろいろなテストパターンを独立４CHのSDI出力可能なところが魅力だと考えております。
さらにHDR対応や様々な測定機能（PSNR測定、AV Delay測定等）が増え、4K製品の開発や検証にも役立つと思います。

エクスプローラ様とは色々な製品でお付き合いさせて頂いており、私たちのいろいろな要望にも対応していただきました。製品に対して真摯にサポートをして頂けますので、皆さんも安心してご購入頂けると思います。