EFINIX
Ti60でHyperRAMのIPコアを動かしてみる

はじめに
Efinix FPGAは省スペース・低消費電力のHyperRAMをサポートしています。
本稿ではHyperRAMを搭載したTi60 F100とHyperRAMのIPコアを使用したサンプルデザインについて紹介します。
HyperRAMの紹介
HyperRAMとは
HyperRAMはDRAMと同様の揮発性メモリーセルを使用していますが、セルフリフレッシュによりSRAMのように使用できるメモリーです。
車載、スマートホーム、ウェアラブル市場などをターゲットとし、以下のような特徴があります。
- SDRAMと同じバンド幅を少ないピン数で実現
- FPGAの汎用I/Oに接続可能
- 動作時消費電力が小さい
- スタンバイ電力が小さい
Efinix FPGAのHyperRAM対応
HyperRAMが搭載された開発キット
- Ti60 F225開発キットにはWinbond社のHyperRAM 16 x 156bitsが搭載されています。
本稿ではこの開発キットを使用したサンプルデザインをご紹介します。
IPコア
- EfinityにソフトIPコアが付属されています。
汎用I/Oが使用可能で、デバイスの種類に依存しないという特徴があります。
その他のHyperRAM対応
- FPGAのパッケージに内蔵した製品がリリースされています。
パッケージに内蔵したTi60F100という製品がリリースされています。
この製品は 5.5mm x 5.5mmのパッケージの中に256 MbitsのHyperRAMと16 MBitsのSPI Flash Memoryを内蔵しています。
開発環境
Ti60 F225開発キット。写真の赤で囲った部分がHyperRAMです。チップサイズパッケージで米粒サイズになっています。
実行結果
動作が正常な場合は、左側LEDは消灯、右側LEDは青⇔青赤で点滅します。
動作が異常な場合は、左側LEDは赤、右側LEDは青となります。
サンプルデザインは少し手を加えないと正常操作しない場合があります。
詳しくは末尾にリンクされた詳細手順をご参照ください。
シミュレーション結果
シミュレーションを行うと以下のように波形が表示できます。
お問い合わせ
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作成日 : 2023-03-30
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